
一年に一度、日本のチャンピオンを決める大きなレースが行われた。レース2日前からコース試走に入ったが、雨が降ったり止んだりという天候のなか、コースの状態は刻一刻と変わっていく。タイヤ選択やラインどりなどコース状況に体を慣らしながら、レースが早くしたい気持ちを抑えながら試走を終えた。
いよいよ、レース当日。コースはかなり乾いていたが、試走で使っていたタイヤのままで行こうと思っていた。ところが、昨日には発見できなかった穴が見つかり、使用不可に。目の一番細かいドライタイヤを使うことにした。
最前列に並び、スタートを待つ。昨年まではU-23クラスでの出場だったが、今年からはエリートクラス。スタート付近には、多くの観客とメディア関係者が集まっている。世界選も同じだが、やはりエリートクラスは一番注目されていることを実感した。
スタート後はペダルをうまくはめれず、すぐにスピードに乗れなかったが、最初のシングルに入る頃には、1番手を走る選手のすぐ後ろで下りに入る。その後ろは、少し離れながらも追ってくるが、とにかく前の選手について行く。
しかし、あと少しで上りきるところまで来ると、思った以上に路面が滑る。トラクションをうまく伝えるのが精一杯で、スピードに乗れない。先頭の選手に少しずつ後れをとり、そのちに後ろから追い上げてきた選手と合流。抜きつ抜かれつを繰り返して走る。
その後、リアのタイヤを切り株にかすめてしまい、少し空気が抜けたのを感じた。そこで空気を入れるべきか迷ったが、まだすぐ後ろに3番手の選手がいる。次の周回でアドバンテージを付けてから空気を入れることにした。
リアホイールをぶつけないよう、フロント荷重気味で、全体的には荷重を抜き気味に下る。しかし、フロント荷重気味だったことでフロントタイヤに何かがあたり、パン!という大きな音と同時に転倒してしまった。
急いでホイールから外れたタイヤを担ぎ走り出すが、テックゾーンはあと半周走らないとたどりつかない。ここでは諦めるしかなく、無念のリタイヤとなった。体調が良かったこともあり悔しい思いをした。今回学んだことは、これからのレースに生かしていこうと思います。
コースサイドで声援を送ってくれた方々、応援してくれた皆様、ありがとうございました!!

2009年